■自然の神秘に守られた、名湯・川湯温泉郷
道東エリアに位置する弟子屈町・川湯温泉は、屈斜路湖、摩周湖をはじめとする神秘の自然に抱かれた温泉郷だ。 町の自慢である温泉の源は、屈斜路湖のほとりにそびえる硫黄山。 8千年もの昔からごうごうと噴煙を上げる硫黄と、植物を寄せ付けない石に囲まれた火口。 川湯エリア全体を鼻をつくような硫黄の香りで包みながらも、その荒々しい自然は、温泉という恩恵をもたらしている。 屈斜路湖畔の「池の湯」・「コタン温泉」など、誰もが無料で利用できる露天風呂や足湯がそこかしこに点在していることからもわかる通り、川湯エリアはまさに「温泉天国」と言えるだろう。 川湯温泉には多くの温泉施設があるが、そのどれもが共通して持つコンセプトがある。 それは「源泉派−湯のまち川湯 源泉かけ流し宣言」だ。 すべての旅館が自家源泉を持ち、温泉・浴槽は原則かけ流し、ろ過や塩素消毒を行っていない。 これだけでも、町の誇る温泉への自信が伺える。 |
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■川湯エリア最大級の露天風呂が自慢の宿『温泉浪漫の宿 湯の閣』
広大な敷地の中には、男女別の大浴場のほか、川湯エリアで最大の規模を持つ混浴大露天風呂「草原の湯」を備えている。 「草原の湯」はその名の通り四方を林に囲まれており、賑わいを見せる温泉街とは思えない静けさが漂う。 朝は鳥のさえずりを聞きながら、夜は星空を眺めながらなど、利用する時間帯によってガラリと表情を変えるのが魅力だ。 湯は無色透明で、日本屈指の強酸性温泉である酸性硫黄泉(酸性みょうばん緑盤泉)。 釘を浸しておくと1週間で溶けてしまうほどの威力をもち、目に入るとかなりの刺激を感じる。 この濃厚な源泉の効能は神経痛、リウマチ、関節痛にはじまり、強い殺菌力を持つことから慢性皮膚病など、多岐にわたる。 刺激は強いながらも、湯ざわりはつるつると滑らかで、入浴後はすぐにさらさら、引き締まったような感触が残る。男女別の浴場にももちろん露天風呂を用意しているが、訪れる機会があるならばぜひ「草原の湯」で、和気あいあいと昔ながらの湯治場の雰囲気を楽しんでほしい。
また、「草原の湯」に隣接するように5つの趣の異なる貸切露天風呂も用意されているので、混浴に抵抗のある人はこちらがおすすめだ。 貸切露天風呂は大人1人2,000円(45分、完全予約制)。
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■熟練の技で仕上げた山海の幸満載の夕食
弟子屈町は周囲の山々で採れる農産物はもちろん、オホーツク海にもほど近いため、新鮮な魚介類が手に入る絶好の立地。 京都の料亭で修行を積んだ料理長が腕を振るう料理にも、季節ごとの地の物がふんだんに並ぶ。
どれも上品で優しい味付けになっているため、子どもから年配まで、誰もが満足できる充実の内容になっている。 時には、宿に隣接する自家農園で採れた新鮮な野菜が登場する場合もあり、それもお楽しみの一つだ。 また、カップルや夫婦での利用など、2人きりでゆったりと食事を楽しみたいという人には、部屋食プラン「カップルご膳」も用意している。 |
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■豊かな森がすぐそばに。家族で楽しむ自然体験
09年6月、代表の白石悠浩さんをはじめ弟子屈町の有志や温泉宿経営者などが集まって設立された『ツーリズムてしかが』は、川湯、摩周エリアの自然体験ができるツアーオフィス。 地域の自然の保全に配慮しながら自然体験を楽しむことを目的として08年に制定された「エコツーリズム推進法」の施行後、北海道で初の設立となった民間のエコツアー会社だ。 |
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用意されたメニューの中でも誰もが気軽に体験できるのが、「原生林と低地の高山植物ウォーキングツアー」。
緩やかな道が続く散策路なので、ファミリーでの利用にぴったりの体験メニューだ。 |
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また、川湯の森に自生するアカエゾマツの植樹を体験できるオプションもあるので興味のある人は問い合わせを。 自然保護に一役買える、かけがえのない旅の思い出となるだろう。 このほか晴天の夜に開催される「摩周湖星紀行」や「摩周湖ホーストレッキング」「幻の滝ツアー」など、様々な体験メニューが用意されている。 川湯温泉街に事務所を構えているので気軽に立ち寄りたい。 『温泉浪漫の宿 湯の閣』ではネイチャー体験とセットになった宿泊プランもあるので、詳しくはホームページへアクセスを。 古来より愛される名湯と、自然の雄大さを体感できる豊かな大地。 五感で感じる川湯の旅を、この夏体験してみてはいかがだろうか。 温泉宿、ホテルの宿泊予約は、『旅NAVI北海道』or『パラダイス 北海道の宿』で! |
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