あっ君の登山リポート第5弾 11/23、24 
昆布岳(1045.1m)登頂!

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■今日のねどこ
23日は16号川沿いに歩いた後、少々急な斜面を登り尾根に上がりました。
尾根はとてもなだらかで歩くこと自体は楽でした。
しかし、昆布岳はまだ雪が少なく、いたる所に熊笹が顔を出していてそれをよけたりなぎ倒したりしながら歩いていかなくてはならず大変でした。
入山から3時間ほど歩いたところで、標高510m前後の林道にでました。
本当はもう少し登ったところでテントを張る予定だったのですが、林道の上には熊笹がなく泊まるのに好条件だったので林道の上に宿泊しました。
武器…別に何かと戦うわけではないのですが一部の登山家達はスプーンのことを武器と呼びます。
なぜ武器と呼ばれるようになったか詳しいことはわからないのですがロシア語のビューケから来ただとか様々な説があるのは確かなようです。
右の写真ではスプーンを使って滑り止め用のシールを毛ば立てているところです。
山ではスプーンを食事をとる以外にも様々な用途で使います。
…近くに川でも流れていない限り冬山に水はありません。
冬山では水は雪から作るのです。
右の写真は鍋に雪を詰めているところです。
里で暮らしているとあまり気が付かないのですが水と雪を同じ体積だけ用意して雪を溶かして見るとずいぶん少なくなってしまいます。
23日の晩の様子は大幅に省略しますが、24日、朝起きたらとても良い天気でした。
■11/24 晴天なり
天気に恵まれとても景色が良かったです。
ニセコ山系や羊蹄山など遠くの景色がとっても見えました。
地図読み:右の写真は地図を読んでいるところです。
山を歩いていて特徴的な地形に出会ったら地図とコンパスを頼りに現在位置を特定します。
最近ではGPSの技術が発達してきて、地形などをあてにしなくても、携帯電話に人口衛星からデータが送られてきて現在位置が特定できるようになったとか。もっとも、常に場所がわかるのは携帯に電波の入る都市部であって、電波「圏外」の山の中ではまだあまり意味をなさないとか。
いずれにせよあと何年かしたら山のどこにいても人工衛星が場所を教えてくれる時代になるのでしょう。
頂上直下はロッククライマーがわくわくするような立派な岩壁でした。今回は岩壁は登らず周りのなだらかな所を登って頂上を目指しました。
■頂上!
頂上に着きました!
視界無限大だったので本当に景色は良かったです。
360度広がる景色が広すぎて写真は撮っていないのですが、洞爺湖や広大な海も見えました。

一等三角点:昆布岳の頂上には一等三角点がありました。一等三角点というのは地図を作る際に位置を特定するのにとても重要なものです。北海道の山では他に長官山 硫黄山 天塩岳 大雪山 トムラウシ 富良野岳 夕張岳 カムイエクウチカウシ山 暑寒別岳 羊蹄山などに一等三角点が設けられています。
■下りはヤブがひどかった!
スキーの上に立っているだけで登山口まで着いてしまう計画だった下山。
行きの尾根よりもさらに極悪な熊笹。
スキーですべるどころかヤブをおしわけおしわけ降りてきました。
予定よりも大幅に時間が遅れて、途中からは真っ暗な中、ヘッドランプをつけての行動。
そのときは余裕が全然なかったので写真はありません。
スイマセン!
精神的にも体力的にもヤラレた末にようやく車を置いておいたところに到着し、その後は昆布岳の近くにあるまつかり温泉につかって疲れを取りました。
温泉は疲れたときほど気持ちの良いものですね。
リポーター あっ君
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