道東キャラバン2004夏スポンサー メガネサロンルックさん
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●知床八景のひとつ『オロンコ岩』
キャラバン隊がやって来たのは、ウトロ港に突き出た大きな小高い岩、知床八景のひとつ『オロンコ岩(標高56m)』。
この頂上に登った者だけが絶景を見ることができるのだ。
岩の南西側面に手すりがあるだけの急な階段をひたすら一歩一歩登り続けるという過酷なトレッキング。
これに全員挑戦する訳だが、一人だけビビっているヤツがいた。
そいつは、高所恐怖症&運動不足&肥満体質の三拍子が揃っているイナちゃんであった。
「とにかく、ダブついたこの肉体を引き締めよう(ムリムリ)!軽い運動だよ!」と、フクちゃんとマサ君とで何とかダマシに成功!
「じゃあ!わたくし、稲川!命を張ってオロンコ岩征服します!」と、張り切ってスタート!
果たして登れるのだろうか!?
●頑張れ!登れ!
スタートして間もなく「はぁーはぁー。。。」と、呼吸困難!
異常な程の心拍数の多さ!
意識が失いそうになるイナっちゃん(右下写真)。








後方では、「ガンバレ!」と精神的支えになるマサ君。
更に後ろで笑っている人が冷たいフクちゃん!
さっちゃんも笑いながらビデオを回す。
「モー駄目!モー駄目!」と、何回も休みながらやっとの思いで頂上到達!
「はぁーはぁーヤッタぁ〜着いたぁ〜!はぁーはぁー」と、ガッツポーズ。
登頂成功のひと言どうぞ!「はぁ〜はぁ〜何とか・・・はぁ〜この稲川・・・はぁ〜オロンコ岩・・・はぁ〜はぁ〜征服しましはぁ〜はぁ〜」と、まともに喋られない様子。
見て聞いている方が苦しくなってきた。






オロンコ岩頂上にある木で造られたオジロワシの形をした立て看板に書かれた知床八景の名所(上写真)。
●絶景!
息が切れて死にそうなイナちゃんを横目に全員、この素晴らしい眺めに大感動!












北を望むとそこは海の底が透き通ってエメラルドグリーンに輝いているオホーツク海。
右手遠くに今日通ってきた知床峠の道、そして遊覧船が海上を走る風景は本当に美しい!
ここに登った者だけに与えられるご褒美だ!
南東側ウトロ温泉街、遠くには知床連山、美しい海と山の大パノラマが独り占めにできる。
あの山の向こうには昨年行った知床五湖カムイワッカ湯の滝がある。
ここオロンコ岩には高山植物も沢山見られた。
知床の雄大な大自然を目の前にして全員「来て良かった!」と、大満足!
あっ!イナちゃんに聞くの忘れてました。
どうですか?オロンコ岩は?「はぁ〜はぁ〜!」と、言うことでした。
●恐怖の下り!?
さぁ!絶景を堪能した後、次は遊覧船に乗ります。
「イナちゃん!早く降りといでぇ〜!」と、またまた冷たいお言葉をかけるフクちゃん。
「ちょっと〜・・・はぁ〜待ってヨ〜!」と、高所恐怖症のイナちゃん!命がけの地獄の階段となった。
本人の意思とは反して「カタカタカタカタカタカタ・・・・・」と、足が笑っている(左写真)。
「冗談じゃあねぇヨ〜!足が前に出ないんだヨ〜!」
と、ブツブツ言いながら、美しい景色を見ずに年老いたじいさんのように一歩一歩恐怖と戦いながら降りてくるイナちゃんであった。
それも知らずに「何やってんの〜!早く降りといで〜!」と、これまた冷た〜いお声をかけるフクちゃんであった。
さっちゃんもその横で笑っているだけであった。
●無事生還!
こんなに低い所まで来ているのにナマラ遅い!
どうしてか?と言うと日頃の運動不足がたたってもう足がガクガクになっているらしい。
やっと降り切った。
「やったー〜!生きて帰って来れたぁ〜!」
全員何故か拍手!
ここでご感想を聞いてみた。
どうだったい?
「登りは脂汗タラッタラ!降りは冷汗ダラッダラ!でしたぁ〜はぁ〜はぁ〜!」
だそうです。
イナちゃんにとって生涯忘れられない素晴らしい想い出になったのであった。
さあ!次はいよいよ知床観光船に乗ります。
早速チケットを買いに行くことになった。
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